他の支援者と連名で、お名前を記載した記念プレートを設置します
「マイルストーン・プロジェクト」は、一口あたり100万円のご寄付を複数の方々(個人、企業、グループなど)からいただき、共同で一つの事業を実施するものです。
共同で支援をいただくことで、より規模の大きい事業を実施し、子どもたちの必要に応えることができます。
現在、ルワンダでの小学校建設支援事業にご協力くださる方を募集しています。
現在募集中
期間:2024年7月1日~9月30日
\ご関心のある方は、お問い合わせください/
ご寄付は寄付金控除等の対象となります
(平日10:00~17:00)
donation@worldvision.or.jp
シリア北西部に暮らすオマール君(仮名、10歳)の学校は、紛争と大地震によって破壊されてしまいましたが、マイルストーン・プロジェクトによって修復されました。「お祝いの日を待つように、工事が終わるのを待っていました」と語るオマール君の輝くような笑顔を、ぜひご覧ください。
ルワンダは、アフリカ大陸の中央に位置する小さな国です。2.6万㎢ほどの国土に、およそ1,400万人の人々が暮らしています(2022年)。
1994年4月、二つの民族の対立が激化し、わずか100日の間に80万人が殺され、200万人以上が難民となるという、歴史上稀に見るジェノサイド(大虐殺)が発生。国土は荒廃し、人々の心と体に深い傷を残しました。
この悲劇を乗り越えるため、ルワンダの人々は一丸となって、和解と国の再建に取り組みました。そして30年が経ったいま、「アフリカの奇跡」とまで呼ばれる経済成長をなし遂げています。
しかし、この急速な経済成長はすべての地域に行き渡っているわけではありません。今もなお、多くの人々が厳しい貧困のなかで生活しています。
ルワンダ東部に位置するニャガタレ郡も、経済成長から取り残されています。ルワンダのなかでも最も貧しい地域の一つで、住民の約4割が政府の定める貧困ライン未満で生活しています。初等教育の就学率は8割を超えているものの、子どもたちの人口に対して学校校舎・設備の整備が追いついておらず、既存の校舎も劣悪な状況です。
ジェノサイドを乗り越えるために、ルワンダの人々を支えたのは「憎しみを子どもたちに残したくない」という願いでした。
子どもたちが健やかに成長し、教育を受け、希望をもって生きられること。それが平和を築く礎となります。
支援対象の小学校には約830名の子どもたちが在籍しています。教室は10室しかないため、子どもたちは非常に過密な教室で勉強しています。うち2教室は保護者が資金を出し合って建設したもので、窓はなく、床は石がむき出しの状態です。また、トイレの数も十分ではありません。
子どもたちの教育環境を改善するため、マイルストーン・プロジェクトでは校舎建設、トイレ整備等を実施します(※)。
※支援内容の詳細は、募金額の確定後に決定します。
ジェノサイド後、ニャガタレ地域があるルワンダ北東部には、隣接するウガンダやタンザニアから難民、移民が帰還しました。さらに、ルワンダ国内でも土地が肥沃であるため多くの人々が移住した結果、2000年代にかけて人口が50%以上も増加しました。子どもたちは学校に通うことはできるものの、圧倒的に校舎が不足しており、過密な教室で勉強しています。教育・学習の質は低く、識字率や修了率の低下、中退率の上昇につながる深刻な状況です。
教育は子どもたちにとって生きる糧であり、可能性を広げる重要な機会です。その機会を存分に生かすために、学習環境の整備は欠かせません。悲劇的な過去から立ち上がり、未来を担うルワンダの子どもたちを応援する輪を、みなさんと一緒に広げていきたいと思います。
ルワンダ担当:且田 真理
他の支援者と連名で、お名前を記載した記念プレートを設置します
3カ月ごとに「活動報告」をお送りします。また事業完了後は、「完了報告書」をお送りします
スタッフのサポートのもと、現地訪問が可能です(渡航費用はご負担いただきます)
これまでに3カ国で5事業を実施し、学校23校の校舎建設/修復等を実施しました。支援対象の学校に通う子どもたちはおよそ9,000名にのぼります。
ディナちゃん(仮名)が7歳のころ、通っていた小学校が爆撃され、多くの子どもがその犠牲になりました。仲良しだった友だちが目の前で殺され、ディナちゃん自身も負傷。ディナちゃんにとって、学校に通うことは恐怖となりました。
しかしお父さんは、ディナちゃんがその恐怖に打ち勝ち、自ら将来を築いていけるよう、彼女を励まし続けました。そしてお父さんの愛ある励ましに応えたディナちゃんは、マイルストーン・プロジェクトで修復した学校に再び通えるようになりました。
「学校に通って勉強することは、より良い未来への入り口」と語るディナちゃん。将来はエンジニアになることを夢見ています。
ディナちゃん・シリア北部
カムちゃん(仮名、写真右)の通う小学校には、非常に状態の悪い木造の校舎しかありませんでした。子どもたちは、地面は舗装されておらず砂だらけで、屋根や壁には穴が開いている教室で学んでいました。マイルストーン・プロジェクトで校舎を建設し、子どもたちの学習環境は大幅に改善されました。カムちゃんは以下のように話します。
「新学期に学校に来て、校舎、家具、黒板、遊具、全部が新しくてとてもうれしくなりました。毎日学校に来ます。遊具と読書コーナー、蛇口をひねるだけで水が出てくる手洗い場が大好きです。トイレと水も使えるので、もう茂みに駆け込んで、蚊やヘビ、ブタが来ないか心配をしなくてよくなりました」
カムちゃん・ラオス
マイルストーン・プロジェクトには、これまでのべ195名の方々(法人含む)が参加くださいました。
O様
子どもたちの感想に「ひねるだけで水が出てくるので手洗い場が大好き」というのがありました。現地の子どもたちの生活の実態に打ちのめされると同時に、子どもが安全に生活できるという権利は世界中で同じであってほしいと改めて思いもしました。
Y様
完了報告書を読んで、校舎が新しくなって子どもたちやご両親や先生が喜んでおられる様子を知り、とても嬉しいです。今回の支援を通して、シリア北西部で生活されている方々のことを身近に感じることができています。
F様
マイルストーン・プロジェクトに参加でき、子どもたちの愛くるしい笑顔を見ることができて感謝の思いです。時々西の空を見上げてシリアの青い空を思い、子どもたちは今、何をしているだろうと思いをはせる時間をこれからも大事にしたいと思います。
マイルストーン・プロジェクトにご関心のある方は、以下のお電話またはEメールにてお問合せください。担当者より、プロジェクトの内容やご支援の流れについてご説明します。
ご寄付は寄付金控除等の対象となります
(平日10:00~17:00)
donation@worldvision.or.jp
ご希望の方法(口座振込、振替用紙による振込、クレジットカード)で、ご送金をお願いします。入金確認後、ワールド・ビジョン・ジャパンから領収証を発行します。
ルワンダでの小学校建設支援事業を、ワールド・ビジョン・ジャパンが責任をもって実施します。実施中は、3カ月ごとに「活動報告」をお送りします。
プロジェクトの完了後、会計報告を含む「完了報告書」をお送りします。
プロジェクト実施中、または完了後に現地訪問が可能です。詳細はお問合せください。
貧困や紛争、自然災害等により困難な状況に置かれた子どもたちのために活動する、世界最大級の子ども支援専門の国際NGOです。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で70年以上にわたって子どもたちの成長を支え、「未来」を変える支援を行っています。
チャイルド・スポンサーシップによる地域開発プログラムを核とした開発援助事業。
自然災害や紛争などで危機的な状況に置かれている子どもたちを守るための支援活動事業。
子どもたちにとって世界が安全で平和な場所になることを目指した国際レベルでの啓発活動事業。