ネパール: リナちゃんのストーリー ~カトマンズのカーペット工場で~

(2017.11.17)

今、あなたはどこにいますか? わたしは、リナ。ここにいます。


家族を養うため
山中の小さな村から
一人でこの街にやってきました
12歳のときです

それからはずっと
カーペット工場で
住み込みで働いています
朝6時から夜9時まで
ひたすら手で模様を織ります

2畳の部屋に6人で寝ます
自由な時間はありません
大好きな家族に会えるのは
年に一度、2日だけ

時々、美しい故郷のことを
家族や友だちのことを思い出します

わたしはリナ、15歳です
夢はありません
昔は先生になりたかったけれど




リナちゃんの日常

朝6時から夜9時までここにじっと座り、1日15時間休みなくカーペットを織り続けます

この2畳ほどの狭く暗い部屋で、同じ工場で働く6人の女の子たちと暮らしています

「昔は学校が好きで、先生になりたかった」。今はそのかなわぬ夢はあきらめてしまいました

貧困の中に生きる子どもたちの日常生活

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