(2017.03.22)
こう語るのは、エルサルバドルで、かつてチャイルド・スポンサーシップの支援を受けて育ち、現在、プロの陸上選手として活躍するデルビンさん(28歳)。
デルビンさんは、エルサルバドルの北部の町、ラ・パルマに生まれ、貧しい幼少時代を過ごしました。10歳のとき、チャイルド・スポンサーシップによる支援を受け、学校に通えるようになったと話します。「給食、制服、靴、学校生活に必要なものはすべて支援され、病気のときには治療も受けられるようになりました」
「実は、チャイルド・スポンサーに会ったことがあるんです。支援を受けていた12 年の間、スポンサーからの手紙が私を励ましてくれました。遠くから、私のことを大切に想ってくれていると知って、すごく嬉しかったです。同じ町に住んでいた多くの子どもたちも、同じようにチャイルド・スポンサーシップの支援によって支えられていました」
ワールド・ビジョンがエルサルバドル陸上競技連盟と合同で立ち上げたプロジェクトを通して陸上に出会ったデルビンさんは、わずか3カ月のトレーニングで全国優勝。
その後も様々な大会で優秀な成績をおさめ、進学して陸上を続けるための奨学金を受け、首都サンサルバドルへ引っ越しました。デルビンさんは言います。「スポーツ選手としてできることを通して、今度は私が世界の子どもたちを支える側で働きたいと思っています。子どもたちに陸上の楽しさを教えたり、障がいのある子どもとともに体を動かして喜びを味わったりしたいです」。
将来は、生まれ故郷のラ・パルマに戻り、子どもたちのために活動することが夢だと語るデルビンさん。
チャイルド・スポンサーシップがもたらした夢のバドンは続いていきます。