ワールド・ビジョン・ウガンダで財務担当として勤務するトニースタッフは、「元チャイルド」です。ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフが出張の際に、かつて自分がチャイルド・スポンサーシップを通して支援を受けていたことを話してくれました。
「私がチャイルドとして支援を受けるようになったのは1992年、小学校2年生の時でした。紛争から逃れ、ウガンダ北部の国内難民キャンプで生活していました。
私たちの学校に、ワールド・ビジョンのスタッフが訪れて、弱い立場の子どもたちをチャイルドとして登録したいと話してくれました。そして幸いにも、私はチャイルド・スポンサーシップ・プログラムに登録されました」
「チャイルド・スポンサーからの贈物や手紙も受取りました。チャイルド・スポンサーシップのご支援で、いろいろな活動に参加でき、学費、制服、教科書、ペン、算数セットなどの学用品の支給もありました。私が学業を続けることができたのは、すべてご支援のおかげです。
私にとってチャイルド・スポンサーシップは、貧しい子どもたちや両親のいない子どもたちを支えてくれるものでした。
ワールド・ビジョンは、誰も支えてくれる人がいない子どもたちや、弱い立場の子どもたちが生きるために最低限必要なものを得られるよう支援する組織だと思います。
ワールド・ビジョンのスタッフとの交流は、私にとってはなくてはならないものでした。私はチャイルド・スポンサーから手紙もいただき、大変力づけられました」
Q:あなたの家族構成を教えてください。
「私の家族は父と兄弟、姉妹です」
Q:ワールド・ビジョンの支援によって、あなたとあなたの家族の生活はどのように変わりましたか。
「私の生活はチャイルド・スポンサーシップの支援によって変わりました。支援のおかげで私は学校に通い続けることができ、卒業することができました。
父もいかに子どもの安全を守ればよいかについて学習し、収入向上につながる活動にも参加しました」
Q:なぜ会計士になったのか教えていただけますか。現在の仕事はいかがですか。
「会計士になることは私の夢でした。会計士になったのは、責任ある職業といつも思っていたからです。私は現在の仕事に満足しています」
Q:ワールド・ビジョンの働きはあなたのかつての支援地域に何か変化をもたらしましたか。
「はい。各家庭の生計手段、地域の水道システムや健康と教育問題の改善が見られました。学齢期の子どもたちの識字率向上のため、幼児教育センターが地域に設置されました」
Q:将来への夢を教えてください。
「私の夢は、子どもたちが仲良く暮らし、尊重され、危害や虐待を受けることのない世界を見ることです」