2015.11.20
インド南東部、タミル・ナドゥ州で大雨が降り続いたことによる洪水では、17日までに少なくとも70名が死亡、1万人が避難しています。ワールド・ビジョン・インドでも、温かい食事の提供など、緊急支援活動を行っています。
日本のチャイルド・スポンサーの皆さまには、インドで4つの支援地域をご支援いただいていますが、この洪水による影響があったサイダペット地域開発プログラム(IND-194854)で、子どもたち全員の安全が確認できましたのでご報告いたします。
以下の支援地域については、現在までのところ、この洪水による大きな被害は報告されていません。
カンドゥクール地域開発プログラム(IND-195545)
キラユ地域開発プログラム(IND-194000)
プドゥコッタイ地域開発プログラム(IND-194856)
今回の洪水によって、タミル・ナドゥ州とアンドラ・プラデッシュ州に大きな被害が出ています。家屋の浸水、道路/交通機関・電力・水道水などライフラインの切断等甚大な被害が発生し、200人以上が死亡、ピーク時には40万人以上の避難者を出したと報告されています。 なかでもタミル・ナドゥ州チェンナイ市の被害は最も大きく、同市のサイダペット地区では3,755世帯が被災しています。
サイダペット地区では、地方から職を求めて大都市チェンナイに来たものの、安定した職業に就けず、日雇い労働で暮らす人々が狭い居住区に密集して暮らしています。劣悪だった地域の衛生環境は今回の洪水によりさらに悪化しており、感染症の影響も懸念されます。
ワールド・ビジョンでは、サイダペット地区の被災者に対して、当面生きていくのに必要な食料と生活物資を配布することで、生活再建の第一歩を踏み出せるよう支援します。
ワールド・ビジョンでは今後も情報を収集し、状況に変化があった場合にはホームページ上で皆さまにお知らせします。
ご支援者の皆さまに紹介させていただいているチャイルドに影響があった場合は、個別にご連絡いたします。