経済状況の悪化による生活困窮は、日本の子どもたちにも大きな影響を及ぼしています。保護者の収入減等、様々な事情を抱えた家庭では、教育や食費を切り詰める厳しい暮らしに直面し、友だちとの交流や学びの場等、様々な体験機会を失っている子どもたちがいます。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、2011年の東日本大震災以降、熊本地震や西日本豪雨等、日本の被災地における子どもたちの居場所支援や給食・学習支援の実績を重ねてきました。
こうした知見をもとに、貧困が子どもたちの将来へ及ぼす影響や、子どもたちを支えるために必要なことは何なのか、国内支援事業のスタッフとの対談形式で、皆さまにお伝えいたします。
表にはなかなか見えてこない子どもの貧困について理解を深め、日本の子どもたちを支えるために今できることは何か、皆さまと考えるひと時となればと願っています。
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高橋 布美子 支援事業部 国内子ども支援チーム チームリーダー
青山学院大学国際政治経済学部卒業。政策研究大学院大学修了(国際開発学修士)。国内自治体の行政経営・戦略計画策定支援のコンサルタントとして活動後、国際協力銀行/JICAにて南アジア地域の開発援助に従事。家族と米国生活中に東日本大震災が発生したことから、復興支援への思いを胸に帰国し、2013年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団。東日本大震災緊急・復興支援部を経て、現在は支援事業部開発事業課の一員として、日本を含む世界の子どもたちのために活動中。保育士。