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シリア危機は、2021年3月で10年が経過。
昨今の新型コロナウイルス感染症の大流行は、内戦からの避難生活をさらに厳しいものにしています。
内戦発生後、自然発生的に形成された非公式の避難民居住地では、テントや簡素な小屋等に多くの人が身を寄せて暮らしており、感染予防の1つ、「3密の回避」が難しい状況です。
水道設備は不十分で、こまめな手洗いの実践も簡単ではありません。医療体制も不十分で、病院は遠く離れた場所にあります。
ワールド・ビジョンでは、日本の皆さまからのご寄付と、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受け、シリア国内で避難生活を送る子どもたちやその家族を対象とした水・衛生環境の改善を実施しています。
このたび、2015年からシリア隣国のヨルダンに駐在し、現在シリア国内支援を担当している渡邉スタッフとの対談を通じて、シリアの「今」や、コロナ禍でのシリア避難民の課題や今後の展開等を、皆さまにご報告しました。
すでに多くのものを失ってきたシリアの子どもたちが、コロナ禍でさらなる困難に直面しています。
多くの皆さまに今シリアで何が起きているのかを知っていただき、日本の私たちにできることは何か、一緒に考えるきっかけになればと願っています。
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渡邉 裕子 支援事業部プログラム・コーディネーター(ヨルダン駐在)
大学卒業後、一般企業に勤務。その後大学院に進学し、修了後はNGOからアフガニスタンの国連児童基金(ユニセフ)への出向、在アフガニスタン日本大使館、国際協力機構(JICA)パキスタン事務所等で勤務。2014年11月にワールド・ビジョン・ジャパン入団。2015年3月からヨルダン駐在。
大学卒業後、国際協力銀行(JBIC)前身のOECFに入社。途中英国LSE(社会政策学)、オックスフォード大(開発経済学)での修士号取得をはさみ、アフリカ、インドネシア、フィリピンにおいて円借款業務を担当。母になったことを契機に転職。東京大学にて気候変動、環境、貧困など21世紀の課題に対応するSustainability Scienceの研究教育拠点形成に従事。「現場に戻ろう」をキーワードに08年10月よりWVJに勤務。アフリカ、中南米、ウズベキスタンを担当。2011年5月より、東日本緊急復興支援部長。2013年4月より副事務局長。2017年4月より事務局長。