(2020.06.05)
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、日本の皆さまからのご寄付とジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受け、ヨルダンに逃れたシリア難民の子どもたちを対象に教育支援を実施してきました。そのヨルダンも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による緊急事態宣言により、ロックダウン(外出禁止令)下にあります。感染拡大の恐れに加えて、急速な経済活動の停滞により、多くの難民家庭の生活はさらに厳しくなっています。
学校の休校措置により子どもたちの補習授業も中断されていますが、ワールド・ビジョンは遠隔で教育を継続すべく対応をすすめています。
去る5月28日(木)、当団体では緊急オンライン報告会を開催し、ワールド・ビジョンが70カ国で実施しているCOVID-19緊急対応の概要に加え、ヨルダンでの状況と遠隔授業の様子をご紹介しました。ご参加いただいた351名の皆さまに回答をお願いしたアンケートでは、「もっと詳しい内容を知りたかった」「難民支援について知りたい」という声を多数お寄せいただきました。
これまで以上に大きな困難に直面している難民の子どもたちと家族。そして、ロックダウンの制約に戸惑いながらも、子どもたちの将来の可能性を拓くために授業を続ける教師たち。
彼らに寄り添いながら「学びの場」を守るワールド・ビジョンの現地駐在員に、当団体事務局長が問いかけるインタビュー形式で、子どもたちの声、事業の内容、事業監理の課題から、ロックダウン下の日常生活まで、様々な角度から掘り下げます。
5月28日の報告会にご参加いただいていない方でも有意義な時間となるように内容を構成しています。世界難民の日(6月20日)を前に、日本にいる私たちができることを、ともに考える機会となることを願っています。どうぞご参加ください。
日 時:2020年6月18日(木)19:00~20:00
内 容:
・中東・ヨルダンの現状と難民支援事業:ヨルダン駐在員 松﨑紗代
※WVJ事務局長木内によるインタビュー形式です。
※第1回目イベントにご参加されていない方も楽しめる内容です。
場 所:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料(通信にかかる費用はご負担ください)
定 員:500名 ※お申込み受付を締め切りました(2020.06.18追記)
※今回のオンライン報告会は、Zoomを使って行います。お申し込み手続き完了後、ご参加いただく Zoom ウェビナーのURLをメールでご案内します。Zoomに登録などをしていただく必要はありません。PC、スマホ、タブレットなどからご参加可能です。
Zoomの使い方
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聞き手
大学卒業後、国際協力銀行(JBIC)前身のOECFに入社。途中英国LSE(社会政策学)、オックスフォード大(開発経済学)での修士号取得をはさみ、アフリカ、インドネシア、フィリピンにおいて円借款業務を担当。母になったことを契機に転職。東京大学にて気候変動、環境、貧困など21世紀の課題に対応するSustainability Scienceの研究教育拠点形成に従事。「現場に戻ろう」をキーワードに08年10月よりWVJに勤務。アフリカ、中南米、ウズベキスタンを担当。2011年5月より、東日本緊急復興支援部長。2013年4月より副事務局長。2017年4月より事務局長。
松﨑紗代 支援事業部プログラム・コーディネーター
西南学院大学文学部英文学科を卒業後、ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院とキングズ・カレッジ・ロンドン精神医学研究所による国際精神保健コースにて、発展途上国および脆弱国における精神保健について学び卒業。2019年9月からヨルダンに駐在。
松﨑スタッフのブログ
司会 平田優子 ワールド・ビジョン・ジャパン事務局