(2019.11.08)
高層ビルが立ち並ぶ プノンペンの街
その路地裏が 僕の仕事場です
道に落ちているゴミを集めて売るのが 僕の仕事
来る日も来る日も、お母さんと2人、
リヤカーが満杯になるまで 歩き続けます
気温、40度
生ゴミは腐り ひどい臭いを放ちます
それでも、売れそうなものを探して ゴミ袋を開け、
ずっしり重いリヤカーを押します
そうしなければ、今日のごはんが食べられないから
自然と頬を伝う涙
どうにかしたいのに、どうにもならない
生きていくだけで 精一杯の日々...
今、9歳です
本当は 学校に行きたい
家族に お腹いっぱいごはんを食べさせてあげたい
お母さんを守れるような 警察官になりたい
まだ、夢を諦めることはできません
ペア君の家族が暮らす、スラムの家。床に空いた穴からは、毒蛇やムカデが入ってきます