児童婚
1分間に22人の少女が18歳未満で結婚させられています。結婚により教育を諦めてしまうだけでなく、早すぎる妊娠・出産は身体に悪影響を及ぼし、家庭内で立場の弱い少女は暴力を受ける可能性も高まります。
世界には"女の子"であるという理由だけで、
未来を閉ざされてしまう子どもたちがいます。
しかし、彼女たちは無力ではありません。
未来を変える力を持っています。
彼女たちの「恐怖」を「希望」に変えられるように。
一緒に立ち上がってください。
クリスマスまでに、1000人の少女のチャイルド・スポンサーを募集しています。
1分間に22人の少女が18歳未満で結婚させられています。結婚により教育を諦めてしまうだけでなく、早すぎる妊娠・出産は身体に悪影響を及ぼし、家庭内で立場の弱い少女は暴力を受ける可能性も高まります。
1億2900万人の少女が学校に通えていません。女の子に教育は必要ないという考えのもと、厳しい家計の中で男の子の教育が優先されるほか、通学路が危険であることなども、女子教育の妨げとなっています。
世界の女性の約3人に1人が、身体的・性的暴力を経験しています。また、性的搾取を目的とした人身取引の被害者の9割が女性と少女です。暴力によるトラウマや、被害に対する周囲の偏見に苦しむこともあります。
ワールド・ビジョンの代表的な支援プログラム「チャイルド・スポンサーシップ」では、途上国の少女を取り巻く課題に取り組んでいます。1日あたり150円、月々4,500円の継続支援で、女の子はもちろん、男の子や大人たちも巻き込み、地域の環境を変えていきます。
女の子が学校に行けるよう家族や地域に働きかけ、学用品の支給などを通して学びを支えます。十分な教育を受けた女の子は、貧困から抜け出すことができます。
井戸を設置することで、水汲みの負担から女の子を解放します。生理の時にも学校を休まなくて良いように、学校の女子トイレを整備します。
畜産・農業の支援や職業訓練などを通して、家族が安定した収入を得られるようになることで、家計の負担を減らすための早すぎる結婚を防ぎます。
暴力や虐待、搾取から女の子を守ります。少女たちに「暴力は当たり前ではない」と自らの権利を伝え、有害な慣習を変えられるよう地域全体に啓発を行います。
チャイルド・スポンサーシップは、あなたと支援地域に住む子ども「チャイルド」が1対1でつながる「顔の見える支援」です。自分を応援してくれる人がいることは、少女たちにとって大きな「自信」となります。
チャイルド・スポンサーになると、年に1度の「成長報告書」で、支援活動の様子や子どもたちが励んでいることなどをお伝えします。
手紙のやり取りを通して、離れていても、お互いを身近に感じられます。交流の中で将来の夢を見つけたりと、少女たちに希望を与えます。
支援地域を訪問してチャイルドに会うこともできます。それは、少女たちにとって大きな励ましとなり、困難に立ち向かう力になるでしょう。
我が子の「これやりたい」の一声で、チャイルド・スポンサーになりました。ワールド・ビジョンのドキュメンタリー番組を見て、自分と同年代の子が学校に行けない現状に疑問を持った子どもたち。その理由を一緒に考え寄付することを決めました。そこで、ただお金を出すのではなく子どもたちがより当事者意識を持てるように、子どもはお菓子を、私はタバコを我慢し、その分を寄付に充てることにしました。チャイルドからの手紙を見て喜んだり、ネパールってどんな国かなと調べたり。子どもたちが世界に目を向ける良い機会になっています。
柴田様(大阪府)
女子サッカーをしてきた私は、サッカーが好きな女の子を希望しました。アイシャちゃんのことを大切に思っています。アイシャちゃんの人生が変わる様子を見届けるのは大きな喜びです。そして私の人生も、アイシャちゃんか、それ以上に変わりました。直感を信じてチャイルド・スポンサーになって、本当に良かったです。「女の子」を理由に不当に扱われたり、志を閉ざされたりしない世界になることを願っています。
島田様(東京都)
私が東アフリカで出会った少女エスターは、わずか8歳で6頭の牛と引き換えに年老いた男性と結婚させられました。エスターは、耐えきれず婚家から逃げ出すも連れ戻され、性的に肉体的にそして精神的に虐待されました。もちろん学校にも通えません。
ワールド・ビジョンは、エスターを救出するとともに、このような悲劇が二度と起こらないよう地域コミュニティに働きかけ、児童婚を終わらせる誓約を取り付けました。その後、この物語を国連総会で世界のリーダーたちに訴えたところ、いくつかの国々が児童婚を禁止することに同意しました。
3年後、11歳になったエスターと再会した時、私は彼女が誰か分かりませんでした。心に大きな傷を負っていた少女が、自信に満ち溢れ、健康で、力強くなっていたからです。
この世界には、エスターのような境遇の子どもがまだ多くいます。全員を救うことは難しいと誰もが思うでしょう。しかし、どんな課題にも解決策があります。一人の子ども、一つの物語から世界を変えていくのです。
クリスマスまでに1000人の女の子に希望を。あなたのご支援で、一人の少女の未来を変えてください。
ワールド・ビジョン・インターナショナル総裁・最高責任者
アンドリュー・モーリー
彼女たちが理不尽な現実に「NO」を突き付け、未来に向けて歩めるように。一緒に立ち上がってください。
女の子は、途上国の子どもたちの中でも特に弱い立場に置かれています。
例えば、厳しい家計の中で教育を諦める可能性が高いのは、男の子よりも女の子であり、学校に行かずに家族の世話をしたり、水を汲むために長い距離を歩かなければならないのも、たいてい女の子です。十分な教育を受けていない女性の収入は低く、貧困の連鎖が続いてしまいます。
また、少女たちは、ジェンダーに基づく不平等とそこから生じる規範や慣習により、早すぎる結婚や暴力、虐待、人身取引、女性器切除(FGM)などの危険にさらされています。
チャイルド・スポンサーシップの支援では、チャイルド個人の教育や病気治療などのほか、男の子も含む「地域全体」の環境を改善していきます。
また、理不尽な慣習を変えていくには男の子の参加も不可欠です。女の子と男の子、また地域の大人たちを巻き込んで、男の子も含む「すべての子どもの権利」について伝えています。
さらに、女の子が早すぎる結婚から逃れ、十分な教育を受けることができれば、彼女自身の人生が変わるだけでなく、その家族やコミュニティ、さらには彼女の将来の子どもにまで、健康、教育、収入などの面で良い影響をもたらします。
貧困の状況や家庭環境などの条件に基づき、特に厳しい環境に暮らし、励ましを必要とする子どもがチャイルドとして選ばれます。アジア・アフリカ・中南米の支援地域に暮らす0歳~13歳のチャイルドからご紹介します。ご希望がある際は、地域・性別をご指定いただくことも可能です。
はい、男の子のチャイルド・スポンサーになることもできます。
チャイルド・スポンサーシップでは、チャイルド・スポンサーの方に支援地域に住む子ども(チャイルド)をご紹介しますが、支援活動はチャイルドだけでなく、支援地域に住む子どもたち全体を対象としています。
チャイルドを選ぶ基準は支援地域によって異なりますが、貧困の状況や、家庭環境(親が健在であるかなど)に配慮しています。支援内容は子どもや家族の必要に応じて決定されますが、チャイルドだけに公平さを欠いた支援が行われることはありません。
保護者の活動への理解も大切な項目で、登録の際には、親や地域住民の了承のもと、チャイルドとして登録しています。
チャイルドが住む地域の支援プログラムが終了するか、チャイルドの状況が変化し支援が必要なくなるまで支援活動は続きますが、皆さまのご支援期間は自由ですので、事情によりご支援が難しくなった際はご連絡ください。中止の手続きを承ります。ご紹介したチャイルドには責任をもって新しいチャイルド・スポンサーを探させていただきますので、ご安心ください。
ワールド・ビジョン・ジャパンは、東京都より認定を受けた認定NPO法人のため、いただいたご支援金は寄付金控除等の対象になります。確定申告によってこの税制優遇を受けることができます。個人の確定申告では「税額控除」と「所得控除」から有利な方を選択でき、「税額控除」を選ばれると寄付金の最大40%が戻ってきます。
※一部の住民税についても寄付金控除等の対象となる場合があります。東京都と神奈川県の住民税は控除対象となっています。
貧困や紛争、自然災害等により困難な状況に置かれた子どもたちのために活動する、世界最大級の子ども支援専門の国際NGOです。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で70年以上にわたって子どもたちの成長を支え、「未来」を変える支援を行っています。
チャイルド・スポンサーシップによる地域開発プログラムを核とした開発援助事業。
自然災害や紛争などで危機的な状況に置かれている子どもたちを守るための支援活動事業。
子どもたちにとって世界が安全で平和な場所になることを目指した国際レベルでの啓発活動事業。