(2018.4.25)
聴覚に障がいをもつヤンシーちゃんは、支援を通して裁縫を学ぶことができました。
「娘には聴覚障がいがあり、とても引っ込み思案な性格だったため、人とのコミュニケーションに困難を抱えていました。私たちが暮らす農村部では、娘は教育的支援を受けることができず、勉強する上でも困難がありました」と語るのは、母親のローサさんです。
「ワールド・ビジョンの支援を受けて、娘は新しい技能を身につけていきました。裁縫を学び、スポーツ競技にも参加するようになりました。夢中になって取り組む中で自信がつき、ヤンシーは全国障がい者スポーツ大会でこれまでに14個のメダルを獲得しました。コミュニケーション能力も向上し、今は手話を学んでいます。私は娘をとても誇らしく思います」
サンアグスティンADPのマネージャー、ラファエルからは、次のようなメッセージが届いています。
「サンアグスティン地域の子どもたちの生活に変化をもたらすため、ご支援くださり誠にありがとうございます。今年の最大の成果は、子どもたちが勉強により集中できるよう、学習環境を改善できたことです。また、子どもたちが緊急時の対応について学べたことも喜ばしい成果でした。
一方で、私たちが直面している最大の課題は、ギャングの存在と暴力の脅威により、多くの家族が地域を離れてしまうことです。このことが、地域開発活動への子どもたちの継続的な参加を難しくしています。皆さまの継続的なご支援に、改めて心より感謝申し上げます」