(2016.05.23)
精悍な顔つきで演説しているのは、コーヒーの栽培で有名な中米の国グアテマラのジミー・モラレス新大統領です。今年1月に次点の候補者の2倍近い票を得て、大統領に就任しました。
実はモラレス大統領は3歳の時に父を亡くし、厳しい貧困の中育ちました。しかし、チャイルド・スポンサーシップの支援を受け、その貧困を乗り越えることができたといいます。
モラレス大統領が就任後、ワールド・ビジョンのインタビューに応じてくださいました。
(インタビュー要約)
●ワールド・ビジョンは1962年から、50年以上にわたって、グアテマラの子どもたちの支援活動を行ってきました。その一人が、当時5歳のジミー・モラレス少年でした。
(大統領) 私が3歳の時に父が亡くなりました。兄もまだ5歳で、母のお腹の中には妹がいました。母は学校の小さなお店で一生懸命働きました。私が5歳の時、母が小学校の入学手続きをしてくれましたが、お金がなかったため「生徒」としてではなく「聴講生」としてでした。しかし幸運なことにその後、私と兄妹はワールド・ビジョンの支援を受け学校に通うことが出来ました。
●大統領は、支援してくれたチャイルド・スポンサーのことも覚えていました。
(大統領) ワールド・ビジョンのスタッフが、スポンサーの写真を見せてくれました。今でも覚えています。若い男性で、ブルーのスーツを着ていました。支援のおかげで、学校に通えていることに感謝して手紙を書きました。
●ワールド・ビジョンの支援は、「人生に良い変化を起こしてくれた」とモラレス大統領は言います。
(大統領) 私はグアテマラ国民を代表して、ワールド・ビジョンと、その活動を支えてくださったすべての方々にお礼を申し上げます。私も「チャイルド・スポンサーシップ」によって支援を受けたたくさんの子どもたちの一人です。ワールド・ビジョンがかつての自分のような子どもたちを支援し、グアテマラに希望をもたらし続けてくださっていることに心から感謝申し上げます。そしてこのメッセージを見ているすべての方に「夢はきっとかなう」と伝えたい。これからもワールド・ビジョンの活動を応援しています。
インタビュー動画(スペイン語)はこちら
ジミー・モラレス大統領の成長を支えたチャイルド・スポンサーシップは貧困のために厳しい状況で生きる子どもたちを取り巻く環境を改善し、子どもたちが「自分で生きる力」をつけられるよう支える、月々4,500円の継続的な支援プログラムです。日本では5万人以上の方が、チャイルド・スポンサーとして子どもたちの夢を応援してくださっています。チャイルド・スポンサーの皆さまの温かいご支援により、世界中のチャイルドが夢に向かって歩んでいます。詳しくはこちらをご覧ください。