東日本大震災 第28報~第30報

2011.04.28

第30報:南三陸町の子どもたちに学用品を届けます! (2011.4.28)

子どもたちに届けられる学用品セット

東日本大震災によって壊滅的な被害を受けた、宮城県南三陸町。多くの学校が津波によって流され、もしくは被災した方々の避難所となり、4月8日に予定されていた新学期の開始が延期となっていましたが、ついに5月10日(火)に再開されることになりました。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、子どもたちが少しでも楽しい新学期を送ることができることを願い、同町内のすべての小中学校に通う子どもたち1,183人(うち小学生708人、中学生475人)に、下記の学用品を支援いたします。


ボランティアの方々による梱包作業のようす

提供品目については、宮城県庁、また県内で活動する他のNGOと連携し、内容に差が出ないように調整しています。

学用品は4月27日(水)~28日(木)にかけてボランティアの方々によって梱包され、5月6日(金)に東京を出発。7日(土)に南三陸町に到着し、すべての小・中学校に届けられます。







ワールド・ビジョンの東日本大震災支援活動について、30分番組がBS12ch(TwellV)で放映されます
  5月 4日(水) 21:30~22:00   5月10日(火) 17:30~18:00  5月14日(土) 17:30~18:00 
  5月19日(木) 17:30~18:00  5月30日(月) 17:30~18:00


第29報:気仙沼市の子どもたちに、学用品を届けました! (2011.4.22)

学用品を手渡す山野スタッフ(右)

4月21日(木)、宮城県気仙沼市の小・中学校では、東日本大震災の影響により遅れていた新学期がついにスタートしました。ワールド・ビジョン・ジャパンでは、同市内の小学校10校、中学校3校に通う子どもたち計2,695人に学用品を支援しています。

当日は、支援対象である九条小学校、鹿折(ししおり)小学校をスタッフが訪問。
ワールド・ビジョン・ジャパンの支援地域の子どもたちから送られてきた応援メッセージと一緒に、学用品を届けました。

生徒の皆さんが、大きな声で「ありがとうございました!」

始業式で山野スタッフから学用品を手渡しました

九条小学校では、始業式で山野スタッフから代表の生徒さん2名に学用品を手渡させていただきました。
「今回の地震や津波によって被災した皆さんのために、日本国内だけでなく、世界中の人々から、また皆さんと同じ年代の子どもたちからも、たくさんの応援や募金が寄せられています。この学用品は、その募金から皆さんに贈らせていただくものです。震災で大変ななかにあっても、皆さんが少しでも楽しい新学期を送れる助けになればと願っています」と、山野スタッフ。
生徒の皆さんは、大きな声で「ありがとうございました!」と感謝を伝えてくれました。

「3週間にわたって泥や瓦礫の撤去作業を行い、この日の始業式を迎えました」

鹿折小学校の皆さんと

鹿折小学校では、6年生のクラスを訪問。クラスを代表して、5名の生徒さんに学用品を受け取っていただきました。
「鹿折小学校は、津波によって校舎が被害を受け、先生方が校舎に泊まりこみ、3週間にわたって泥や瓦礫の撤去作業を行い、この日の始業式を迎えることができました」と先生。学校の校庭や周辺には、今も津波によって運ばれてきた砂や瓦礫、車も残っています。それでも、学校は先生方や生徒さんたちの明るい、元気な声に包まれており、復興に向けて、大きな希望を感じることができました。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは宮城県南三陸町でも、小・中学校に通う子どもたちのために、学用品の支援を行う予定です。


第28報:被災地の子どもたちに、世界の子どもたちからのメッセージを届けました! (2011.4.21) 

応援メッセージを見ているようす

4月20日(水)、登米市のチャイルド・フレンドリー・スペース(以下CFS)「ぜんいんしゅうごう!」に参加した子どもたちに、ワールド・ビジョン・ジャパンがチャイルド・スポンサーシップを通して支援している世界の子どもたちから寄せられた応援メッセージを届けました!

CFSでは、エチオピア、カンボジア、エルサルバドルの子どもたちの動画メッセージや、インドネシア、バングラデシュ、カンボジア、モンゴル、ケニア、中国、ベトナムの子どもたちの応援メッセージを紹介。遠い国の、自分たちと同じ年代の子どもたちからの応援を、CFSの子どもたちは興味深そうに見つめていました。

日本の子どもたちから世界の子どもたちへ、元気に感謝の気持ちを送りました


そして、CFSの子どもたちからもお返事を作成することに。一人ひとり、日本らしい折り紙や、自分が好きな野球の絵、世界の色々な国の子どもたちの絵などを添えた、カラフルなメッセージカードを作りました。自分たちが書いたメッセージカードと一緒に、英語、アムハラ語、スペイン語、そして日本語で「ありがとう!」と、動画を使って、元気に感謝の気持ちを伝えました。

「CFSを訪問して、参加している日本の子どもたちがしっかりしていることに驚きました。子どもたちと日本語で話すことはできませんでしたが、一緒に過ごしているうちにたくさんの笑顔を見せてくれて、子どもたちには言語の違いは関係ないのだと実感しました」と、同行していたワールド・ビジョン・マレーシアのジョアンスタッフ。
CFSの子どもたちが作成してくれたお返事は、ジョアンスタッフを通して、世界の支援地域の子どもたちに伝える予定です。