3分でわかるエルサルバドル ~エルサルバドルって、どんな国?~

(2020.10.08)



エルサルバドル支援に関わる新口スタッフが解説します!

エルサルバドル共和国(以下、エルサルバドル)の基礎データ

首都:サンサルバドル
言語:スペイン語
民族:スペイン系白人と先住民の混血約84%、先住民約5.6%、ヨーロッパ系約10%
宗教:カトリック教
面積:21.040km2(九州の約半分)
人口:約649万人(2020年、世界銀行)

2020年からエルサルバドル支援に関わる新口スタッフが、わかりやすく解説します!

エルサルバドルって、どんな国?

中央アメリカ中部に位置し、グアテマラ、ホンジュラスと国境を接し、南は太平洋に面しています。日本の九州の約半分の国土に約649万人が暮らしています。1980年から92年の和平合意締結まで、政府軍とゲリラ勢力との間で激しい内戦が続けられ、約7万5000人が犠牲になり、その傷跡は深く、現在も経済復興と治安回復が大きな課題となっています。

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、チャイルド・スポンサーシップにより、地図の★印のついた地域で支援活動を行っています。

エルサルバドルでのチャイルド・スポンサーシップによる活動の詳細こちら

エルサルバドルの位置

人々はどんな問題に直面しているの?

  • 小学校に入学した子どもたちの内、60%以上の子どもたちが高校卒業まで勉強を続けることができません。
  • 子どものいる世帯の内、18.6%の世帯が十分な食料を確保できておらず、6人に1人の子どもは慢性的な栄養不良に苦しんでいます。
  • 子どものいる世帯の内、21.1%の世帯が安全な飲み水へのアクセスがありません。
  • 妊娠している人の19.3%(約5人に1人)は、18歳未満の女の子たちです。
  • 子どもたちは家庭、学校、コミュニティ内での慢性的な暴力に苦しんでいます。

データ出典:UNICEF Country Office Annual Report 2019 - El Salvador

エルサルバドルでは安全な飲み水にアクセスできない子どもたちがまだまだたくさんいます
子どもの慢性的な栄養不良はエルサルバドルの大きな課題です
青少年活動を通じて、若者たちは価値観を共有し、互いを尊重することを学び、暴力の無い社会・環境を作るために自分たちにできることを学びます
子どもたちにとって教育を受けることは大切な権利の1つです。ワールド・ビジョンは子どもたちの就学やライフスキルとなる職業訓練の支援を行っています


新口スタッフより一言

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 開発事業第2課

新口 慎太郎(しんぐち しんたろう)

エルサルバドルでは保健医療、水・衛生、教育などに加え犯罪組織やギャングによる暴力や犯罪も社会の大きな課題となっており、貧困を理由に犯罪組織に関わる若者も多くいます。
ワールド・ビジョンはチャイルド・スポンサーシップによる地域開発プログラムを通じて、栄養改善や教育支援、青年の職業訓練などに取り組むと同時に、子どもの権利が守られ、子どもたちが価値ある存在として家庭やコミュニティからの愛情を受けることができる環境を地域の人々と一緒に作っています。
子どもたちの健やかな成長と明るい未来のために、皆さまの応援よろしくお願いします!

チャイルド・スポンサーシップを通して地域を応援する
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