現地時間2月6日未明、トルコ・シリア大地震が発生。多くの人々が命を落とし、甚大な被害が出ています。
被災地となったシリア北西部では、10年以上におよぶ紛争の影響で、震災前から多くの難民・避難民が人道支援を必要としていました。
紛争により壊れかけた建物を地震が直撃。限られた設備や物資で対応を続ける医療施設に押し寄せる負傷者。さらに、昨年からコレラの大流行が続く中、水道インフラの破壊により安全な水が得られず、ますます高まる感染症のリスク。
ぜい弱な状態にあった子どもたちや人々に、地震が追い打ちをかけています。しかし、紛争の影響を受けた地域へ、迅速に人道支援を届けるには、様々な困難があります。
ワールド・ビジョンは、シリア危機以降、シリア北西部で避難生活を送る子どもたちやその家族に寄り添い、支援を届けてきました。今回の大地震に際しても、発生直後から初動調査や、命を守るために必要な暖房器具や燃料、食料、緊急支援物資の配布などの緊急援助活動を行っています。
本イベントでは、2015年から隣国のヨルダンに駐在し、7年以上シリア難民・避難民支援事業を担当し、現在、緊急援助活動に現地スタッフと一丸になって従事している渡邉スタッフが登壇し、被災したシリア北西部の状況、ワールド・ビジョンの活動、今後の課題についてご報告します。
12年間に達しようとする紛争と破壊で、すでに多くのものを失ってきたシリアの子どもたちが、このたびの地震でさらなる困難に直面しています。
多くの皆さまに、今、シリア北西部の子どもたちが直面している状況について知っていただき、日本の私たちにできることは何か、一緒に考えるきっかけになればと願っています。
日時:2023年2月28日(火)19:00~20:00
場所:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料(通信にかかる費用はご負担ください)
定員:500名
【重要】今回のオンライン報告会は、Zoomを使って行います。お申し込み手続き完了後、ご参加いただく Zoom ウェビナーのURLをメールでご案内します。PC、スマホ、タブレットなどからご参加可能です。
大学卒業後、一般企業に勤務。その後大学院に進学し、修了後はNGOからアフガニスタンの国連児童基金(ユニセフ)への出向、在アフガニスタン日本大使館、国際協力機構(JICA)パキスタン事務所等で勤務。2014年11月にワールド・ビジョン・ジャパン入団。2015年3月からヨルダン駐在。ヨルダンにおいてシリアを逃れた子どもたちと、受け入れコミュニティの子どもたちの教育支援を担当したのち、現在はシリア北西部における水衛生事業を担当
厳しい冬のただ中に被災した、シリア北西部・トルコ南部の子どもたち、人々の命を守るため、「トルコ・シリア大地震緊急援助募金」へのご協力をお願いいたします。
ご寄付により、緊急に必要とされている、越冬支援、食料、緊急援助物資などを届けます。余震が続く恐怖の中、極限の寒さに耐え、支援を待つ子どもたちを救うため、ぜひお力を貸してください。
ご寄付は寄付金控除等の対象となります。