アースデイである4月22日(土)に「『地球』に生まれた子どもたちの未来を考えませんか?~Chosen[チョーズン]~」を開催しました。会場のベルサール西新宿には40人がご来場、また、オンラインでは186人の方がご視聴くださり、女優でワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)親善大使の酒井美紀さんとともに様々な想いを子どもたちの未来に馳せました。
登壇者
進行役
気候変動がもたらす人々の暮らしへの影響は甚大です。壊滅的な洪水で世界27カ国の少なくとも2,770万人の子どもたちが被害に遭い、1.6億人の子どもたちが深刻な干ばつの影響を受けています。また、13億人が干ばつや水害などの影響で農作物が育ちにくい劣化した土地に暮らし、20億人を超える人々が食糧不足の影響を受けています。
WVJ制作のテレビ番組「世界の子どもの未来のために」撮影のために、フィリピンの支援地域に一緒に訪問した事のある酒井美紀さんと林さん。台風ハイエンで生活が一変し、厳しい生活を強いられている子どもたちの姿や言葉を思い出しながら、酒井さんは次のように話しました。
酒井美紀さん「(イベント中に流れた映像を見て)改めて数字で見ると、色々な被害が世界で起きていることを思わされます。やはり、一番犠牲になってしまうのは子どもたちですよね。フィリピンを訪れた時、ハイエンというサイクロンによって家が吹き飛ばされた子どもたちに会いました。そこで一番印象的だったのは、自分を犠牲にしてまでも家族のために頑張る、という姿でした。とても切なくて、心打たれました。」
Chosen[チョーズン]とは:Chosenは、チャイルドが支援者(チャイルド・スポンサー)を選ぶ、もう一つの支援の始め方。世界で最も弱い立場に置かれ、貧困で人生の選択肢を奪われている子どもたちが、自分の意志で未来をつかむ、生まれて初めての選択になり、その経験を通して子どもたちは、未来に向かって成長するための大きな力を得ることができます。
林さん「支援する側が上から目線で「あなたを助けます」とするのではなく、「あなたに救いを求めます」と、決断するパワーを子どもたちに返すこの取り組みに感動しました。子どもたちが助けを求めて手を伸ばしたときに、必ず誰かの手がそこにはあるという世界にしなきゃいけないなと思っています。今持っているものをぎゅっと握りしめるだけではなく、手を空にして差し伸べていこう、改めてそう思いました」
酒井さん「私、実はChosenされているんです!この取組みを知ったとき、衝撃を受けました。この視点を忘れていたと、ハッとしました。素晴らしい企画だと思い、すぐにワールド・ビジョンに問い合わせて応募しました。子どもたちがどういう想いを持って選んでくれるのか本当にドキドキしました~!」
酒井さん「私のことを選んでくれた子どもにはまだ会ったことはないですけれど、以前からチャイルド・スポンサーとして支援しているチャイルドから毎年送られてくる成長報告で絵が上手になっているのを見たりすると本当に感動で、家族のようです。Chosenは、今までに感じたことのない気持ちが沸き上がってきた体験でした。子どもたちが自分の意思で選ぶというのは、生きる力につながっていくと信じています」
子どもが酒井さんを選んだ時に現場にいた山口スタッフ
「子どもたちがスポンサー(写真)を選んだあと、私たちスタッフの所に来て写真を見せてくれたり、嬉しすぎて写真を頬っぺたにスリスリしていたりして、選べる喜びがすごく伝わってきました。Chosenの意義を改めて感じました」
Chosen[チョーズン]の参加者を、5月15日(月)200人限定で募集しています。
あなたも子どもたちに選ばれ、未来に希望を灯す感動を、体験してみませんか?